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洋楽おすすめ~ラプソディオブファイヤー~ [音楽]

前回からのつながりで、「クラシックとの融合」で紹介します。今回はヘビィメタル路線で今や中堅クラスのバンドとして名が知られています。その名は「ラプソディー・オブ・ファイア」。
 
ラプソディー・オブ・ファイア(ラプソディ) icon

ルカ・トゥリッリ(ギター)を中心に結成されたイタリアのヘビメタバンドで「シンフォニックヘビィメタル」または「ドラマティックヘビティメタル」のジャンルで呼ばれ、クラシックの曲を引用したり、クラシカル風にアレンジした曲を作り「日本人好み」のヘビメタ音楽です。ANGRAと同じくクラシカルな曲はデビュー当時から「さすが!」の一言でロック評論家や歌詞カード解説のなどでよく知られる和田誠(FM大阪のヘビメタ番組でも有名ですね)の推薦するバンドとしても有名です。
1997年「Legendary Tales」でデビューし、そのデビューアルバムから2002年の「Power of The Dragonflame」までの5作品は、コンセプトストーリーEmerald Sword Sagaとしてつながっていて、2004年発表の「Symphony of Enchanted Lands II -The Dark Secret-」から新たなるコンセプトとして次なるステップを踏んでます。デビューからは「RHAPSODY/ラプソディー」としてのバンド名で活動していたが2006年に著作権、商法の問題によりRhapsody of Fireに改名。クラシカルかつ劇的な曲調としてまるで「映画のサントラ」と思える作風で聴き手を飽きさせない作り込みが彼らの特徴です。中世の騎士物語を思わせる神秘的なファンタジーをイメージできる曲は彼らだけの味でパッケージも見事に曲とリンクしていてとても良いです。

  「レジェンダリーテイルズ」 1997年
イタリア出身のシンフォニックメタルバンドのデビューアルバムにて最高の傑作として名高い作品です。クラシックとヘビメタの融合を見事にさせた曲で、彼らの今後の活動が楽しみが伺えます。クラシカルかつ劇的なサウンドは彼らならではの作風でドラマティックメタルとして聴けます。デビュー前からイタリアは「メタルと他のジャンルを融合させたバンド(「ラビリンス」もよかった…)が出てきましたが、次世代のアーティストとして今や中堅クラス、いやもうコピーバンドもされているので有名になったと言えるでしょう。1990年代はロックやヘビメタは下火とされていましたが、火種がデビューした年とも言え「ラプソディ」をはじめ「ハンマーフォール」「エドガイ」などHR/HM業界が復活の兆しが見えてうれしかったですね。その代表アルバムがまさにこの「レジェンダリーテイルズ」です!。おすすめ曲は「Lord Of The Thunder」でコーラスがすごくいい味付けになっています。
 「シンフォニー オブ エンチャンテッド ランズ icon」 1998年
シンフォニックヘビィメタルバンドの改革的なセカンドアルバム。「シンフォニック」「ドラマディック」バントの名として恥じない内容でそれ以上にヘビメタバンドがここまでできると!証明できる作品です。前作から方向性を確立させるこの作品はまるで「映画のサントラ」で壮大さが印象的で、観たこともない映像なのに所々『何かのシーン』を思い浮かべてしまうから不思議。初めて聴く人は「コレほんとにヘビメタバンドなの?!」と良い意味で衝撃的な内容と言えるでしょう。おすすめ曲は2曲目の「Emerald Sword」。
 「ドーン・オブ・ヴィクトリー」 2000年
サードアルバムも彼らの「ドラマティック」は続きます。方向性は決まっているのとファーストから続いてるコンセプトストーリーなのでその中盤作品です。前作よりも良い曲だと思えるタイトル曲「ド-ン・オブ・ヴィクトリ-」。バロックなどのクラシックを中心に引用と民俗音楽(ヨーロッパ)との融合は健在です。パッケージは彼らの独特のイメージでキツイサウンドイメージだが、ヘビメタというジャンルのこだわりを捨てて聴いてほしいですね。もちろん激しい音楽ではあるが、それを思わせないのが彼らの特徴でもあるので女性でもロック好きな人ならハマリます!。初めて聴く人は衝撃的なばす!!。
 レイン・オブ・ザ・サウザンド・フレイムス」 2001年
着実に人気を集めてきた彼らの4枚目のアルバム。シフォニックヘビメタバンドとしてまだまだ貫く彼らはさすがの一言です。おすすめ曲は「The Wizard’s Last Rhymes」でドボルザークの「新世界より」のリアレンジ。デビューから知っている人は「またか」と思ってしまうが、やはり斬新で新鮮なサウンドは印象的で、ドラマ仕掛けのサウンドは「ここまでやるか~」の大作の連続です。ちなみに3曲目は映画「フェノミナ」のテーマ曲のカヴァー。
 「パワー・オブ・ザ・ドラゴンフレイム」 2002年
もうすっかり「ドラマティックヘビィメタル」バンドとして名が広まった彼らで1997年のデビュー作「レジェンダリィ・テイルス」以来続いているシリーズ完結編。やはり最終章とあって最初から最後まで緊張感ある作品です。彼らの曲は一度だけでなく何度聴いても新しい発見があるので聴けば聴くほど魅力的になります。ヘビメタでないとか言われたり賛否両論のジャンルですが、ヘビメタを愛するがうえジャンルの改革を成し遂げようとする彼らの意気込みは、サウンド面以外で評価できる部分です。現に今までラプソディを初めて聴く人は、ヘビメタやメロディアスハードロックにハマッてしまう人が多かったようで、その締めくくりとして待ち望んだ最終章。とくに聴いてほしいのは9曲目と10曲目を続けて聴いてほしいところで、9曲目は悲しげな歌でありその続く10曲目は最後の締めとして、前曲を聴くことによって活きてきて感動的に聴けます。
テイルズ・フロム・ジ・エメラルド・ソード・サーガ icon」 2004年
イタリア出身のドラマティックヘビィメタルバンドのベストアルバム。ラプソディの入門としても良いベストですね。ただ、彼らの今までのアルバムは一作ごとちゃんとストーリー仕掛けされているので、ラプソディはアリジナルアルバムこそ魅力あるのでお財布の厳しい人は残念だけどそれ以外の人はデビューアルバムから聴いてほしいですね。
ザ・ダーク・シークレット icon」2004年
前作で前期ラプソディと言えるコンセプトシリーズは終了し、次の新しい章の先行としてのミニアルバムです。次のアルバムが楽しみに思えてしまうプロローグ作品で5曲の収録にしては完成度高い作品ですね。
 「シンフォニー・オブ・エンチャンテッド・ランズ II」 2004年
物語「エメラルド・ソード・サーガ」に一区切りをつけ、第2章として始動開始したアルバム。「ドラマティックメタル」はちゃんと健在でやはり期待を裏切らない!。映画音楽的かつシンフォニック&プログレ的なサウンドで、以前よりもスピードメタルは控えめなので、それ系が苦手の人でもとっつきやすい作品になっています。聴き始めは「外れ?」と思ってしまう感があるが、彼らの特徴は何度か聴いて魅力が倍増する特徴を持っているのでちゃんと最後まで聴いてほしいですね。ちなみにこの作品の特徴とも言える50名におよぶクワイヤ(コーラスと言ったほうがわかりやすい)は圧倒されます!。
 「トライアンフ・オア・アゴニー」 2006年
イタリアのドラマティックメタルバンド「ラプソディ」この作品から“ラプソディー・オブ・ファイア”として名を改名。前作同様に落ち着いた雰囲気を出している作品で、へビメタ、ロックとも言い表せれない彼ら独自のジャンルを確立したと言えるアルバム。DARK SECRETの物語第2章は壮大なオーケストラと感じるが、バンド作品としてそこまで作り込むのはさすがで、「サウンドトラックメタル」という新たなジャンルが誕生したと言えるでしょう!。メタルにもいろいろあることを知るにはピッタリですね。
 「ライヴ・イン・カナダ2005-ザ・ダーク・シークレット icon」2007年
2005年に行われたライブを収録した初のライブアルバム。この手のバンドはライブは期待はずれ?というのが多いが、それどころか彼らの曲はその逆で意外にと思ってしまう良い作品です。アルバムでのコーラスの迫力は見えないが、その分ボーカルのファビオが補う存在で充分楽しめます。

ラプソディー・オブ・ファイアDVD(映像作品)
 「Visions From The Enchanted Lands
2007年12月19日発売
シンフォニックメタルバンドとして有名になった彼らの初の映像作品です。2枚組みでディスク1には、カナダのモントリオールにあるメトロポリスで行われたライブをはじめ計3箇所でのライブ模様を収録しています。ディスク2には“Unholy Warcry”と“The Magic of the Wizard's Dream”のビデオ・クリップ、そのメイキング、ライヴ・リハーサル、インタビューなどを収録されているので彼らをサウンド以外で知るにはもってこいの一枚です。

ラプソディー・オブ・ファイアは、ジャンルにこだわらないで聴いてほしいのとそれを意図としての確信犯的なバンドなのでいろいろな人に聴いてほしいです。このバンドからヘビメタが好きになるのもよし、シンフォニックを好きになるのもよし、あるいはクラシックを聴き始めてもよしでその枝分かれをするのには適しているバンドですから「ヘビィメタル」にとらわれないようにしてほしいですね。


ギターのルカ・トゥリッリがソロとしてリリースしている作品もあるので別の機会
にでも紹介したいですね。

~現メンバー~(2007年現在)
Fabio Lione ファビオ・リオーネ (Vo)
Luca Turilli ルカ・トゥリッリ (G)
Patrice Guers パトリス・ゲール (B)
Alex Staropoli アレックス・スタロポリ (Key)
Alex Holzwarth アレックス・ホルツヴァルト (Dr)

お買い上げは↓
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コメント 1

たあ

大好きです。アンドレがんばれですね。
by たあ (2007-11-17 21:45) 

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